【初心者向け】失敗しない企画書の書き方|基本の構成とテンプレート

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良いアイデアがあるのに、うまく伝えられないと悩む方は少なくありません。

しかし、実は採用される企画書には共通する型があります。そのため、企画の採用率を上げるために基本の型を押さえて置くことは重要です。

この記事では、企画書の基本構成について解説します。またテンプレートとしても扱える記述例まで載せていますので、企画書を作成する際に参考にしてみてください。

企画書とは

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企画書とは、新事業や新プロジェクトを提案し、決裁権を持つ意思決定者から承認を得て実行するための文書です。

社内外の関係者に対して新事業や新プロジェクトの価値や収益性、スケジュール、予算を伝えて理解と協力を得ることを目的としています。そのため、単なるアイデアの提示ではなく、具体的なアクションプランやリソースなどを体系的にまとめなければなりません。

説得力のある企画書は関係者からの協力が得やすくなるだけでなく、事業の成否そのものに大きな影響を与える可能性があります。それゆえに、新事業や新プロジェクトの価値が十分に伝わるように入念な準備が求められます。

企画書の基本構成とテンプレート

framework (3)

企画書を作成する際は、相手が現状の課題を認識して解決策にも納得し、最終的に得られる未来をイメージできるように順序立てて伝えることが大切です。

そこで、まずは基本の型を押さえておきましょう。ここでは、ビジネスで汎用的に使用できる企画書の基本構成をご紹介します。テンプレート代わりになる記述例も載せているため、ぜひ参考にしてください。

タイトル

タイトルは企画書の顔となる重要な箇所です。

タイトルを見ただけで「何をするのか」「どのようなメリットがあるのか」が直感的に伝わる言葉を選ぶ必要があります。

具体的にはメインタイトルで企画の主題をズバリと伝え、サブタイトルで具体的な手法や期待される成果を補足すると内容がイメージしやすくなり、相手の関心を惹きつけることができます。

記述例

来期売上・昨対比120%達成に向けた、
クラウド型営業支援ツール「〇〇」導入のご提案

事務工数50%削減による、顧客折衝時間の最大化プロジェクト

エグゼクティブサマリー

エグゼクティブサマリーとは、企画書の冒頭に配置されるセクションです。多忙な意思決定者が、短時間で企画書の価値を把握できるようにするために作成します。

つまり、エグゼクティブサマリーを読むだけで企画の重要性が伝わらなければなりません。内容が不十分だと企画書に目を通してもらえなくなります。そのため、相手に合わせたメッセージと要旨を簡潔にまとめ、企画書を読み進めてもらうための動機付けとなるように作成しましょう。

記述例:

本企画は、営業部門における事務作業時間を削減し、顧客折衝時間を最大化するためのクラウド型営業支援ツール「〇〇」の導入を提案するものです。

現状、営業担当者は1日平均2時間を報告業務に費やしており、営業の機会損失の要因となっています。
本ツールの導入により、事務工数を50%削減し、来期の売上目標である前年比120%達成の体制を構築します。

問題提起

問題提起とは現状分析の結果をもとに企画の背景を説明するセクションです。なぜ今、その課題に取り組むべきなのかを明確にします。

この問題提起の質が企画全体の説得力を左右するため、主観ではなく統計資料や市場データといった客観的な根拠を用いて、会社として解決すべき問題であることを示しましょう。

そのように意識することで関係者の納得と共感を得られるようになります。

記述例:

営業部員30名が日々の活動報告や顧客データ入力に費やす時間は、平均で1日あたり120分

→ 月間約2,400分を事務作業に費やしている


競合A社では営業効率化開始、
顧客対応スピードで当社は劣勢

企画の目的

企画の目的とは、解決すべき課題を選び出して最終的にどのような状態をめざすのかゴールを示すセクションです。

企画書の説得力を高め、かつ実施後の効果測定をするために定量的な指標を定めておきましょう。

例えば、現状に対して何をどの程度改善するのかを明確にしておき、新事業や新プロジェクトの到達点を客観的に判断できるようにしておくと良いです。

記述例:

本企画の目的は、営業部員の事務作業負担を軽減し、営業活動へリソースを集中させることです。
具体的には以下の3つの数値目標の達成をめざします。

事務作業時間
120分
60分/日
半減
顧客訪問数
10件/月
創出時間活用
来期売上
昨対 120%
最終目標

具体的なアクションプラン

具体的なアクションプランとは、設定した目的をどう達成するかを示すセクションです。

ここでは、コンセプト(Concept)、ターゲット(Target)、プロセス(Process)、ツール(Tool)の4要素を盛り込むことで、具体的なアクションプランを提示します。

CTPTを盛り込むことで「誰に」「どんな価値を」「どうやって届けるか」を説明できます。

【記述例】

コンセプト新しい営業体制の構築
対象者フィールドセールス(30名)
プロセス 第1営業部で2週間のトライアル運用を実施し、操作マニュアルを整備した後、全営業部へ展開
ツール クラウド型SFAツール「〇〇(製品名)」
※スマートフォン完結型で、音声入力に対応

 計画(スケジュール、予算、収支計画)

計画とは、企画のアイデアをどのように実現するかを記したセクションです。「誰が」「いつ」「何を」「どのくらいの予算で行うのか」を明確にし、実現可能なプロジェクトであることを証明するために記載します。

具体的にはプロジェクトのスケジュール、必要な人員配置(組織体制)、そして費用対効果を示す収支計画を盛り込みます。これらを提示すれば、意思決定者はプロジェクトのメリットとリスクをイメージできるようになり、実行すべきか判断を下しやすくなります。

【記述例】

スケジュール
4月 ベンダー選定 5月 トライアル導入 6月 本稼働
運用体制 ・プロジェクトリーダー:1名
・情報システム部より:1名
費用 初期導入費:50万円
月額利用料:10万円(年間120万円)
効果
(コスト削減)
年間 500万円 の削減見込み

目標

目標とは、企画書の結論に相当する「まとめ」のセクションです。

ここでは、プロジェクトが取り組むべき課題と、その解決策によって達成される最終的なゴールを改めて明示し、この企画が成功するという確信を自信に満ちた言葉で伝えます。

ただし、構成としては冒頭のエグゼクティブサマリーとのバランスを考慮し、簡潔に締めくくることが重要です。長々と説明を繰り返すのではなく、このプロジェクトがもたらす価値と成果を改めて強調し、相手の意思決定を力強く後押しするラストメッセージとして仕上げる必要があります。

【記述例】

本プロジェクトは営業部門の働き方を抜本的に変革するものです。
事務作業の時間を削減し、顧客との対話時間を最大化することで、競合に打ち勝つ営業組織をめざします。

企画書の完成度を上げるコツ

企画書の基本構成と併せて、完成度を上げる4つのコツをご紹介します。

相手に合わせた伝え方をする

相手が重視している判断軸によって、伝え方を工夫することが大切です。

「費用対効果を重視したい」「初期コストを抑えたい」「スピードを重視したい」など、相手がどのような軸を大切にしているかを確認しましょう。その上で相手に寄り添った提案内容を記載することで、企画書の採用率が高まりやすくなります。

フレームワークを活用する

現状分析や課題の特定、詳細の説明はフレームワークを活用することが大切です。なぜなら、フレームワークを活用することで情報の漏れや重複を防ぎ、説得力のある企画書を作成できるためです。

例えば、市場や競合他社などの外部環境を整理するには3C分析やSWOT分析がおすすめです。これらは客観的な根拠を示す土台となります。

一方で、企画の全体像を具体化するには「6W2H」を用いて「誰が・いつ・何を」などを明確にし、ターゲットへのアプローチ戦略には「CTPTConcept(コンセプト)、Target(ターゲット)、Process(プロセス)、Tool(ツール)」を活用してコンセプトなどに一貫性を持たせることができます。

具体的な数値を提示する

企画書で説得力を高めるためには、具体的な数字を提示することが大切です。「大幅に売上を伸ばす」や「なるべく早く」といった抽象的な表現は、相手によって解釈の幅が生じるため、誤解や不信感を招く原因となりかねません。

一方で、「売上を前年比120%にする」「3ヶ月以内に実装する」といった具体的な数値があれば、実現可能性や費用対効果を冷静に判断できるようになります。意思決定者が安心して承認できるようにするためにも、具体的な数字を提示しておきましょう。

シンプルなデザインにする

企画書のデザインにおいて重要なのは、情報がスムーズに入ってくるようにすることです。そのため、シンプルなデザインにしましょう。

具体的に、フォントはメイリオや游ゴシック、ヒラギノ角ゴといったOS標準の読みやすい書体に統一します。配色も4色以内に抑え、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%という比率を守ることで、洗練された印象を与えられます。

さらに、レイアウトデザインの4原則である「整列(要素を揃える)」「近接(関連情報を近づける)」「反復(特徴を繰り返す)」「対比(情報の強弱をつける)」を意識することも不可欠です。これらを徹底することで、誰が見ても理解しやすい資料に仕上がります。

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まとめ

Q. 企画書の基本構成にはどのような要素が含まれますか?
企画書の基本構成には、タイトル、エグゼクティブサマリー、問題提起、企画の目的、具体的なアクションプラン、計画(スケジュール・予算)、そして目標(まとめ)が含まれます。これらを順序立てて記載することで、読み手の納得を得やすい構成となります。
Q. 企画書の完成度を上げるコツは何ですか?
企画書の完成度を上げるための主なコツは4つあります。
  • 相手の判断軸に合わせた伝え方をする
  • フレームワークを活用して論理的に説明する
  • 具体的な数値を提示して説得力を高める
  • デザインをシンプルにして読みやすくする
これらを意識することで、採用率の高い企画書を作成できます。
Q. アクションプランにおけるCTPTとは何ですか?
CTPTとは、以下の4つの要素の頭文字をとったフレームワークです。

Concept(コンセプト)
Target(ターゲット)
Process(プロセス)
Tool(ツール)

企画のアクションプランにおいて、「誰に」「どんな価値を」「どうやって届けるか」を具体的に説明するために用いられます。

企画書のゴールは、相手を納得させて承認を得ることです。今回ご紹介した構成は、ビジネスシーンで広く通用するものです。また、この構成を使用すれば企画書作成の時間を短縮し、他の業務に集中できるようになります。ぜひ、企画書を作成する際に構成を参考にしてみてください。

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企業情報DB byGMO メディア編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!


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