ChatGPTは、まるで会話をするように指示を出すだけで、文章や画像を生成できる AI ツールです。このように聞くと、ビジネスで活用してみたいと感じる方も多いでしょう。
そこで気になるのが、「ChatGPTで生成した画像は商用利用できるのか?」という点です。本記事では商用利用の可否に加えて、画像の生成方法やプロンプト例、利用時の注意点まで徹底解説します。
ChatGPTで画像生成はできる?
ChatGPTは、無料プランと有料プランのどちらでも画像生成が可能です。無料プランと有料プランの違いは、主に生成回数の違いです。
- 無料プラン:1日2回
- 有料プラン(ChatGPT Plus):3時間に40回まで
なお、ChatGPTは対話型の生成AIです。会話をするように指示を出すことで、以下のようなコンテンツを生成できます。
- 文章の作成・要約・翻訳
- プログラミングコードの生成
- 画像の生成
- 質問への回答
利便性の高さから、ビジネスに取り入れる動きが広がっています。
ChatGPTで生成した画像は商用利用できる?
ChatGPTで生成した画像は商用利用できます。ChatGPTの利用規約の「本コンテンツの所有権限」で、以下のように明記されているためです。
お客様とOpenAIの間において、適用法令で認められる範囲で、お客様は、(a)インプットの所有権限は保持し、(b)アウトプットについての権利を有するものとします。当社はアウトプットに関する権利、権原、及び利益がある場合、これらすべての権限をお客様に譲渡します。
引用:OpenAI「利用規約」 ※権原(けんげん/けんばら)…ある行為を正当化する法律上の原因
つまり、ChatGPTを使用して生成したコンテンツの所有権はユーザーにあります。そのため、無料プランや有料プランにかかわらず、商用利用が可能です。
ChatGPTで画像を生成する方法
ChatGPTで画像を生成する方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
1. ChatGPTにログイン
画像を生成するには、ログインが必要です。アカウントがない場合は、アカウントの作成から始めましょう。
2. プロンプトを入力する
ChatGPTへの指示はプロンプトと呼ばれ、プロンプトでどのような画像を生成するかを指示します。この際、細かく指定することでより希望に近い画像を生成できます。
■プロンプト例 次の条件に合う画像を生成してください。 ・霧がかった山々と、高くそびえる松の木に囲まれた静かな湖の風景です。 ・空には柔らかな光が広がり、湖面は静かに朝の光を反射しています。 |
このプロンプトで生成した画像は以下のとおりです。

3. 生成画像を微調整する
生成画像がイメージと異なる場合は、次のようにプロンプトを入力し微調整を行います。画像の向きも指定することができます。
■プロンプト例 鳥が3羽飛んでいるのを加えてほしい。 |
微調整の結果は以下のとおりです 。

4. 「共有ボタン」からダウンロードする
微調整の結果、気に入ったら画像左下の「共有ボタン」から、「ダウンロードする」を選択します。

最後に、ダウンロードした生成画像を確認して完了です。
ChatGPTでイラストを生成するプロンプト例
ChatGPTでは、以下のようなプロンプトを用いることで、イラストを生成することも可能です。
■プロンプト例 次の条件に合う画像を生成してください。 ・やる気に満ち溢れたビジネスパーソン(男性)がオフィスでパソコン業務をしています。 ・オフィスは整然と整理されており、他にも3人が仕事をしています。 ・オフィスは都会らしいスタイリッシュなデザインです。 ・上記を満たすイラスト調の画像にしてほしいです。 |

イラストのタッチや世界観は正確に伝えるのがコツ
イラストのタッチは正確に伝えるようにすると、イメージ通りのイラストが生成されます。しかし、著作権には注意が必要です。
「ジブリ風」「ピクサー風」に画像を変換するプロンプトが流行しましたが、これはかなりのグレーゾーンです。個人利用ならまだしも、企業が著作権のあるキャラクターを「パクる」のは問題です。
企業が発信する情報ということを意識して、生成AIを活用しましょう。
プロンプト例 次の条件に合う画像を生成してください。 ・かわいい猫のシェフが大きなケーキを一生懸命に作っています ・絵本のような世界観で雑貨がたくさんあるキッチンです ・横位置でお願いします |
このように指示すると、生成された画像は以下の通りです。

もっと、実写っぽくするなら、追加で指示します。
■プロンプト例 もっと実写に近い画像にしてください。 |

【ビジネス活用最前線】ChatGPT生成画像をどう使う?
ChatGPT生成画像は、アイデア次第でさまざまなビジネスシーンで活用できます。ここでは代表的な4つの例を紹介します。
プレゼンテーションの資料作成
プレゼンテーションの資料の質を高めるには、適切な画像を挿入することが効果的です。しかし、用途に合う画像を探すのは時間がかかり、場合によっては見つからないこともあります。そこで役立つのがChatGPTの生成画像です。必要なイメージをその場で作成でき、資料の説得力を高められます。
製品のプロモーション
ChatGPTの生成画像は、製品のプロモーション用の素材として活用できます。複数の画像を効率的に作成し、細かな調整も簡単に行えるため、素材制作にかかる手間や時間を削減できるのがメリットです。
社内報のクオリティアップ
社内報では、記事の内容に合わせた生成画像を挿入することで、社員に情報を伝えやすくなります。
SNS・公式サイトの充実
企業のSNSや公式サイトのコンテンツを充実させる上でも、ChatGPTの生成画像は有効です。オリジナルの画像を使うことで、コンテンツの魅力を高めることができます。
商用利用で注意すべき点と潜在リスク
ChatGPTの生成画像は商用利用できますが、使用にあたっては潜在的なリスクを把握しておくことが大切です。ここでは商用利用にあたって、特に注意すべき3つのポイントを解説します。
著作権や商標権の侵害に注意する
ChatGPTは膨大なデータを学習して画像を生成するため、既存のアーティストの作品に酷似したり、他社のロゴやキャラクターが画像に含まれたりする可能性があります。生成画像が著作権や商標権を侵害した場合、その責任はユーザーにあり、法的な問題に発展するリスクがあるので注意が必要です。
倫理的な問題が発生するリスクがある
ChatGPTが学習したデータの中には、偏見や差別的な情報が含まれている可能性があります。その結果、不適切または不快感を与える画像を生成する可能性も否定できません。企業のプロモーションやコンテンツに、このような画像を使用するとブランドイメージを棄損するので注意が必要です。
企業の機密情報が漏洩する可能性がある
プロンプトに企業の未公開情報や個人情報、機密情報を入力してしまうと、情報が外部に漏洩するリスクがあります。機密情報を含むプロンプトは入力しない、もしくは企業のネットワーク内のみで動作するAIツールを使用するといった対策が必要です。
生成画像を利用する際は人の目で最終チェックをしよう
ChatGPTの生成画像は、OpenAIの利用規約により商用利用が認められています。一方で、著作権侵害や倫理的な問題が発生するリスクも存在し、その責任は生成したユーザーが負うことになります。商用利用の際は、このようなリスクを下げるためにも、人の目による最終チェックを欠かさないようにしましょう。
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