取引先への新年の挨拶メールはいつまでが正解?メールを送る時期と遅れた場合の対処法

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新しい年が始まると、ビジネスパーソンにとって欠かせないのが「新年の挨拶メール」です。

取引先への新年の挨拶メールは、円滑な人間関係を築き、良いスタートダッシュを切るための重要なコミュニケーションツールといえます。

しかし、いざメールを送ろうとすると、「いつまで送っていいのか?」「件名はどうすべきか?」「遅れてしまった場合はどう対処すればよいか?」と悩むことも多いのではないでしょうか。

本記事では、新年の挨拶メールを送るべき適切な時期や基本のマナー、開封率を上げる件名の工夫、そしてそのまま使える文例集をご紹介します。

ビジネスにおける新年の挨拶メール|基本のマナーと時期

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ビジネスにおける新年の挨拶は、旧年中の感謝を伝え、新しい年も変わらぬお付き合いをお願いするための大切な儀礼です。まずは、相手に失礼のないよう、基本的な時期とマナーを押さえておきましょう。

メールを送るベストなタイミングは?

新年の挨拶メールを送るのに最も適しているのは、「営業開始日の午前中」です。

多くの企業にとって、仕事始め(一般的には1月4日や5日)はメールチェックから始まります。このタイミングで挨拶が届いていると、相手に「きちんとした人だ」「仕事が早い」という好印象を与えることができます。

もし営業開始日に間に合わない場合でも、「松の内(まつのうち)」の期間内であれば、新年の挨拶として問題ありません。

「松の内」とは?いつまでが許容範囲?

「松の内」とは、お正月の門松を飾っておく期間のことを指します。一般的に、ビジネスでの新年の挨拶は、この松の内の期間中に行うのがマナーとされています。

地域によって異なりますが、ビジネスの世界では全国的に取引があるケースが多いため、「1月7日まで」を目安にするのが無難です。1月7日を過ぎると、正月気分が抜け、通常業務モードに切り替わっている企業がほとんどです。

そのため、可能な限り1月7日までに送信を完了させましょう。

1月7日を過ぎてしまった場合(遅れた場合の対処法)

業務が多忙で挨拶が遅れてしまったり、相手からのメールに気づくのが遅くなったりすることもあるでしょう。

1月8日以降(松の内を過ぎた後)にメールを送る場合は、名目を「新年の挨拶」から「寒中見舞い」に切り替えるのが正式なマナーです。

・件名や文面: 「あけましておめでとうございます」は使わず、「寒中お見舞い申し上げます」や「寒冷の候」といった季節の挨拶を使用します。
・対応: 文中で「新年のご挨拶が遅くなり、大変申し訳ございません」と一言お詫びを添えると、誠実さが伝わります。

一斉送信(BCC)はアリかナシか?

近年、効率化のためにBCCでの一斉送信を利用するケースも見られますが、重要な取引先や特にお世話になった相手に対しては、個別送信(TO)が原則です。

一斉送信は「事務的な処理」と受け取られるリスクがあり、相手によっては不快感を抱く可能性もあります。「皆様」といった総称ではなく、「〇〇様」と宛名を記し、その相手に向けた具体的なエピソードを一文添えるだけで、関係性の質は大きく変わります。

開封率を上げる!新年の挨拶メール「件名」のポイント

年始のビジネスパーソンのメールボックスには、大量の挨拶メールや業務メールが届きます。その中で埋もれてしまわず、優先的に開封してもらうためには、「件名」の工夫が欠かせません。

1. 会社名と氏名を必ず入れる

最も重要なのは、「誰からのメールか」が一目でわかることです。件名に自分の社名と氏名を含めるのは鉄則です。

「新年のご挨拶」だけでは、スパムメールと間違われたり、後回しにされたりする可能性があります。

2. 用件を明確にする

挨拶だけのメールなのか、業務連絡も含まれているのかを明確にすることも親切です。

3. スパム判定を避ける工夫

装飾記号(★や♪など)を多用すると、相手のセキュリティ設定によっては迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうリスクがあります。

【 】や|などのビジネスで使用される標準的な記号に留め、シンプルで見やすい件名を心がけましょう。

相手・シーン別|そのまま使える新年の挨拶メール文例集

ここからは、コピー&ペーストして一部を書き換えるだけで使える、実践的な文例をご紹介します。

1. 【取引先・顧客向け】基本のフォーマル文例

最も標準的で、誰に対しても失礼のない構成です。

件名:【新年のご挨拶】株式会社〇〇 [あなたの氏名]

本文:
株式会社△△
[相手の役職] [相手の氏名] 様

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
株式会社〇〇の[あなたの氏名]でございます。

旧年中は多大なるご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も皆様のご期待に添えるよう、より一層のサービス向上に努めて参ります。

なお、弊社は本日1月〇日より通常営業を開始しております。
何かお困りごとやお役に立てることがございましたら、お気軽にお申し付けください。

本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

[署名]

2. 【親しい取引先・担当者向け】ややカジュアルな文例

既に関係性が構築できている相手には、少し柔らかな表現で、昨年のお礼を具体的に伝えると効果的です。

件名:【新年のご挨拶】株式会社〇〇 [あなたの氏名]

本文:
株式会社△△
[相手の氏名] 様

あけましておめでとうございます。
株式会社〇〇の[あなたの氏名]です。

昨年は「〇〇プロジェクト」において多大なるご協力をいただき、誠にありがとうございました。

〇〇様のお力添えのおかげで、無事に成果を上げることができました。
本年はさらなる飛躍を目指し、〇〇様とも新たな取り組みができればと考えております。

新年会も兼ねて、近々ランチでもいかがでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

[署名]

3. 【挨拶が遅れた場合】1月8日以降・寒中見舞い文例

松の内を過ぎてしまった場合は、お詫びの言葉を添え、季節の挨拶に切り替えます。

件名:【寒中お見舞い申し上げます】株式会社〇〇 [あなたの氏名]

本文:
株式会社△△
[相手の氏名] 様

寒中お見舞い申し上げます。
株式会社〇〇の[あなたの氏名]でございます。

新年のご挨拶が遅くなり、大変申し訳ございません。
昨年中は公私にわたり大変お世話になりました。

本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、風邪など召されませぬようご自愛ください。

[署名]

4. 【社内向け】上司・チームメンバーへの挨拶

社内向けの場合、形式張りすぎず、今年の抱負を添えるとポジティブな印象になります。

件名:新年のご挨拶 [あなたの氏名]

本文:
〇〇部長(または各位)

あけましておめでとうございます。
[あなたの氏名]です。

旧年中は丁寧なご指導をいただき、ありがとうございました。
本年は、昨年取り組んだ〇〇の経験を活かし、
△△の目標達成に向けて、より一層業務に邁進する所存です。

まだまだ至らない点もあるかと存じますが、
本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

[署名]

やりがちな失敗!新年の挨拶でのNGマナー

良かれと思って使った言葉が、実はマナー違反だったというケースは少なくありません。新年の挨拶で特に注意したいNGポイントを解説します。

1. 「賀正」「迎春」などの2文字の賀詞を目上に使う

年賀状やメールの装飾でよく見かける「賀正」「迎春」などの2文字の言葉(賀詞)。これらは実は簡略化された表現であり、目上の人に対して使うのは失礼にあたります。

目上の人や取引先に対しては、「謹賀新年」「恭賀新年」などの4文字の賀詞、あるいは「謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった文章形式を使うのが正解です。メールの場合は、文章形式にするのが最も無難で丁寧です。

2. 重複表現を使ってしまう(「一月一日の元旦」など)

よくある間違いが、「元旦」の使い方です。「元旦」という言葉には「元日の朝」という意味が含まれています。

そのため、「一月一日元旦」と書くと「一月一日の、一月一日の朝」という意味になり、重複表現となってしまいます。「令和八年 元旦」あるいは「令和八年 一月一日」とするのが正しい表記です。

3. 忌み言葉の使用

「去年」という言葉には「去る(離れる・失う)」という文字が含まれており、お祝いの場である新年の挨拶にはふさわしくありません。

ビジネスメールでは「旧年」「昨年」という言葉を使いましょう。

4. 送信時間が深夜・早朝

メールはいつ送っても良いツールですが、新年の挨拶に関しては相手のプライベートや業務開始のリズムへの配慮が必要です。

特に個人の携帯電話やスマートフォンに転送設定をしている人も多いため、深夜や早朝の送信は避け、相手の営業時間内に送るのが基本のマナーです。予約送信機能を活用することをおすすめします。

メールだけじゃない?チャットツールや対面での挨拶

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近年はSlackやChatwork、Microsoft Teamsなどのビジネスチャットツールが普及し、挨拶の形も多様化しています。また、リモートワークから出社に戻る動きもあり、対面での挨拶の重要性も再認識されています。

ビジネスチャットでの挨拶マナー

チャットツールはメールよりもカジュアルなコミュニケーション手段ですが、新年の挨拶においては「TPO」が重要です。

長文になりすぎないよう簡潔に。「皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」程度で済ませ、リアクション(スタンプ)を活用するのも一般的です。

チャットであっても、メールと同様に丁寧な言葉遣いを心がけます。ただし、形式的な挨拶文よりも、「今すぐ連絡がつく」というチャットの利点を活かし、「本日から稼働しております」といった実務的な情報を添えると親切です。

社風や相手との関係性によりますが、社内や親しい間柄であれば、干支やお正月のスタンプを使って場の空気を明るくするのも効果的です。ただし、初回の連絡がいきなりスタンプのみ、というのは避けましょう。

対面での挨拶のポイント

出社時やアポイントメントで顔を合わせる場合、メールを送っていても、改めて口頭で挨拶するのがマナーです。

顔を合わせたら、「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」と、明るくハキハキと伝えます。

松の内を過ぎて初めて会う場合でも、その年初めての対面であれば、「本年もよろしくお願いいたします」と一言添えるのが自然です。この場合、「あけましておめでとう」は省略しても構いません。

【年末年始の挨拶回り、関連記事はこちら】

オンライン会議(Web会議)での挨拶

新年最初のWeb会議では、本題に入る前に少し時間をとって新年の挨拶を行うのがスムーズです。

「改めまして、本年もよろしくお願いいたします」と一言あるだけで、会議の雰囲気が良くなります。背景画像を正月仕様にするなどの「ちょっとした遊び心」も、アイスブレイクとして有効な場合があります(相手との関係性によります)。

電話で新年の挨拶をする際の5つの注意点

新年の電話挨拶は、相手の時間を直接奪う行為でもあります。そのため、メール以上に「相手の状況への配慮」が求められます。

1. 初日の「午前中」は避けるのが鉄則

多くの企業において、仕事始めの日の午前中は「社内行事(朝礼や初詣)」「社内での挨拶回り」「大量のメール処理」で最も慌ただしい時間帯です。

このタイミングで電話をかけると、業務の妨げになったり、担当者が不在でつながらなかったりする可能性が高いです。電話をかけるなら、初日の午後以降、または翌日以降にするのが親切です。また、相手企業の営業開始日を事前にHPなどで確認しておきましょう。

2. 「手短に」を心がける

相手も年始で多忙です。新年の挨拶電話は、ダラダラと世間話をする場ではありません。「昨年のお礼」と「本年のお願い」を伝えたら、1~2分程度で切り上げるのがスマートです。具体的な商談がある場合は別ですが、挨拶だけであれば長電話はNGです。

【トークスクリプト例】
お世話になっております。株式会社〇〇の[あなたの氏名]です。
あけましておめでとうございます。旧年中は、多大なるご協力をいただき誠にありがとうございました。
本年も御社のお役に立てるよう尽力いたしますので、変わらぬご愛顧をお願いいたします。
新年のお忙しい時期かと思いますので、ご挨拶のみで失礼いたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

3. 不在時の伝言はシンプルに、メールでフォローする

担当者が不在の場合、電話口に出た人(受付や同僚)に長々とした伝言を頼むのはマナー違反です。「新年のご挨拶でお電話いたしました。また改めます」とだけ伝え、電話を切った直後に「先ほどお電話しましたが、ご不在のようでしたのでメールにて失礼いたします」と挨拶メールを送っておくのがベストです。

これで「わざわざ電話をくれた」という誠意は十分に伝わります。

4. 誰にかけるか「優先順位」を決める

メールで済ませる相手と、電話をかける相手を明確に分けましょう。

電話すべき相手: 役員クラスの重要取引先、メールよりも電話を好む相手、謝罪や大きなお礼など特別な事情がある相手
メールでOKな相手: 実務レベルの担当者、頻繁に連絡を取り合っている相手

まとめ

ビジネスにおける新年の挨拶は、単なる形式的な儀礼ではなく、相手との信頼関係を再確認し、新しい一年の協力を仰ぐための重要なチャンスです。

本記事のポイント:

たった一通のメール、たった一言の挨拶が、その後のビジネスを円滑に進める潤滑油となります。マナーを守りつつ、感謝の気持ちを込めた言葉で素晴らしい一年のスタートを切ってください。

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右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!


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